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「私と再処理工場はともに生きていけるとは思いません」
グリーンピース・フランス 核問題担当:ヤニック・ルセレ
私は、ラアーグ再処理工場から数キロしか離れていない町で生まれました。私はコタンタンに住んでいますが、母親の親族は、今でもラアーグから3キロメートル離れた町に住んでいます。
私は再処理工場が完成した頃に生まれ、ほとんど同じ年齢ですが、私と工場は共に生きていけるとは思いません。
今日、世界中で再処理を止めようとする動きがたくさんの国で起こっています。そしてアメリカでさえ、再処理工場を完成させていたにも関わらず、工場を動かさずに計画を放棄しました。アメリカは決して、技術的に未開発な国ではありません。スウェーデンやイタリア、スペインはずいぶん前に再処理を止めました。それを受けて、他の国々も計画を撤回しています。スイス、オランダ、ドイツ、ベルギーも再処理から手を引き、フランスでさえ2007年以降の契約については未定です。
このように多くの国が再処理を止めている中で、日本はこれだけ長年待ったあげく、今になって再処理を始めようとしているのです。私たちからは、再処理を始めるにあたっての妥当な理由は見当たりません。もし、再処理を始めたいのであれば、産業側もそれなりの理由を明らかにしなければならないでしょう。
2つめは、環境への影響とそれによって引き起こされる結果についてです。
再処理産業とその結果の直接的な責任について、証明するのは難しく、科学的な議論は続けられるべきです。それは、日本が再処理を始めないという事です。始まってしまえば、どうしてもこの工場は環境をおせんするのですから。英国のセラフィールド、そして仏のラアーグと、既にいくつかの前例がそれを証明しています。重大な汚染が北海沿岸やカナダの海岸線で見つかっています。
これだけの規模でプルトニウム生産を始めようとしているのは、世界中でも日本だけなのです。六ヶ所の再処理工場はラアーグの工場をモデルにしています。その名前(UP3)はフランス語で「プルトニウム工場(usine a plutonium)」という意味です。再処理が始まれば、1年に1つ、核爆弾を作ることのできる量のプルトニウムが生産されます。だからこそ、再処理を今すぐ止めなければならないのです。
※この問題を広く知っていただくため、ヤニック・ルセレの上記内容を含む、約10分問のインタビューを収めたDVDをおわけします。学校や地域のみなさまでご覧いただけると幸いです。ご希望の方は同封のお振込用紙にてお申し込み下さい。一部1500円(送料込み)。
グリーンピース・フランスの核問題担当。1979年から再処理工場の問題に取り組んでいる。ラアーグ再処理工場から数キロの町に生まれ、今でも家族と共に近郊に住む。特にラアーグに関しては、ボランティアとして長年グリーンピースのキャンペーンに関わり、現在ではスタッフとして活躍している。最近では、米国からのプルトニウム海上輸送に反対するキャンペーンで、核物質の多国間輸送の危険性を訴えた。
アイラヴピース上映会のアンケート集計結果を掲載しました。
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